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  アトピー性皮膚炎の外用療法で、最も重要かつ効果を挙げるものとしてステロイド軟膏があります。
ところがマスコミの過剰な副作用情報のため、「ステロイド」に不信を抱く方が時々いらっしゃいます。
しかし、「適量・適所」を心得ている者に治療を任せて頂ければご心配ありません。
右に「適所」の目安となる表があります。

ステロイドの吸収しやすい場所・しにくい場所を心得ていないお医者さんにかかるのは止めておいた方が無難でしょう。
(吸収しやすい場所に、強いステロイド軟膏を用いれば当然副作用が生じ易いわけですから・・・)

ステロイド吸着率
〜うでを1としたとき〜
あたま 3.5
おでこ 6.5
ほっぺ 13.5
くび 6.0
せなか 1.7
てのひら 0.83
うで 1.0
わきのした 3.6
あしくび 0.42
あしのうら 0.14
陰のう 42.0

次に「適量」の目安となるステロイド軟膏の「強さ」を示します。数字で表すと下記の40〜2000の強さになっています。
     
薬 効 代表的な商品名 「強さ」の度合い
最強
(Strongest)
デルモベート
アンテベート
2000
1500
非常に強い
(Very Strong)
リンデロンDP
マイザー
1400
1300
強い
(Strong)
リンデロンV
プロパデルム
500
200
中位
(Medium)
キンダーベイト
ロコイド
50
40
 
アトピー性皮膚炎の最大の副作用とは、ステロイド軟膏を塗ることによる不利益よりも、「夜の睡眠が浅くなり、レム睡眠が少なくなることによる人格形成の問題」といえます。 (睡眠障害・内向的性格・対人関係がうまくいかない等)
治療に対するご理解をいただき、信頼できる医者とよく相談をしながら、その人の皮膚の状態に合わせた適切な治療を開始し・継続していくことが一番大切です。
当院ではステロイド軟膏と保湿剤を配合したものを使用しますが、小児の場合最高で250の「強さ」で十分と考えています。そして段階的にその「強さ」を落としていくことで、ステロイド軟膏を止めていく方向にもっていきます。 ・・・根気よく続けることで、必ず良くなります!!がんばりましょう。